お知らせ
平成28年07月02日
次の半年間を心新たに
7月がはじまりました。
梅雨の間の晴れ間が広がっており、蝉の鳴き声も聞こえてきています。
一年の半分の区切りとなった一昨日の6月30日、橿原神宮では『夏越大祓』が執り行われました。(雨のため屋内で行われました。)
『大祓』とは、6月と12月の2回行われ、半年間の罪穢れを落とす神事。
私たちが日常生活の中で、知らず知らずに犯してしまった罪穢れを形代(かたしろ)に託して身体を清め、心新たに生活を営むべく行う大切な行事です。 神事中、「大祓詞」を神職と参列者が一同に読み上げる場面では、会場全体の声が一つになって響き渡り、大変迫力に満ちたものとなりました。
また、昨日7月1日には次の半年を無病息災に過ごせる様にと御祈祷を行う『夏越神楽祈祷』が執り行われました。 『大祓』と『神楽祈祷』、2つの神事を行う事で、皆様にとって次の半年間を心新たに過ごしていただけるようお祈りをさせていただきました。
お一人でご参加の方、あるいはご友人と、または職場、家族の方など、様々な方にご参加をいただきましたが、願う事は皆様同じであり、その想いが殿内の雰囲気に表れていたように感じます。
平成28年06月22日
タシロランが開花いたしました。
皆さんは「タシロラン(田代蘭)」という名前の植物をご存知でしょうか。
文字通り”蘭”の仲間ではあるのですが、蘭の華やかさには無い質素な佇まいをしています。 そんなタシロランが橿原神宮敷地内、降り積もった落ち葉の中から芽を出しています。
発見者の田代善太郎氏の名前を取って命名されたタシロランは、つくしを細くした様な茎の先に稲穂の様な黄味を帯びた白い花を咲かせます。
また、自ら光合成を行う事ができないため、菌類と共生して栄養素を得ているそうです。 毎年芽が出るとは限らないため、芽を出し、群生している様は大変貴重な光景とのこと。
儚げな佇まいでありながら、土中に根をはり、スッと天に向かって立つ姿は強い生命力を感じさせます。 見かけられた方は落ち葉を荒らさない様、優しく見守っていただければ幸いです。
平成28年06月19日
文華殿春季特別公開 最終日
4月25日より約2ヶ月に渡って、橿原神宮 文華殿春季特別公開を開催して参りましたが本日がいよいよ最終日。 昨日は、全国的に今年一番の暑さを記録した所が多かったようですが、本日はあいにくの雨模様となりました。そんな雨の日はゆったりと、お庭を文華殿の中から眺めていただき、お寛ぎいただければ幸いです。 本日、16時までと短い時間ではありますが、趣ある空間とお庭をお愉しみいただければと思います。(最終入場15:30)
平成28年06月14日
【6/18(土)】神武天皇のご生涯をたどる講演会
神武天皇のご生涯を3回に渡ってお話する特別講演会を開催いたしますので、 ご案内しております。
【全3回連続講演】
◆第1回6月18日(土)
「神武天皇のご生涯(上)」
テーマ:ご誕生から東征まで
◆第2回8月20日(土)
「神武天皇のご生涯(中)」
テーマ:長髄彦(ナガスネヒコ)をはじめとする諸勢力との闘いと苦難
◆第3回10月15日(土)
「神武天皇のご生涯(下)」
テーマ:橿原宮で即位されてから崩御されるまでのご生涯
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講師:皇學館大学 白山芳太郎教授
時間:13:00〜14:20(12:30より受付開始)
会場:橿原神宮会館
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※ 聴講無料。ただしテキスト代別途300円頂戴いたします。
※ 定員は100名となっております。
※ 全3回連続講演となりますが、2回目以降の途中参加も可能です。
※ 講演後、希望者を対象に橿原神宮をご案内。 皆様のご参加お待ちしております。
平成28年06月04日
エマニュエル・マレス氏講演会のご案内
6月はじめての週末、皆様いかがお過ごしでしょうか?
橿原神宮で現在、文華殿とその庭園の春季特別公開を行っておりますが、 残す所あと10日余りとなってまいりました。
その文華殿で明日、「橿原神宮 文華殿の庭と森蘊(もりおさむ)の業績」と題した講演会を開催いたしますのでご案内いたします。
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【日程】平成28年6月5日(日)
【時間】11:00~12:00/13:30~14:30 ※各回同じ内容
【内容】「橿原神宮 文華殿の庭と森蘊の業績」
【講師】エマニュエル・マレス氏
【拝観料】お一人様 1,000円(未就学児は無料)
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<エマニュエル・マレス氏 プロフィール>
1978年、南仏生まれ。奈良文化財研究所文化遺産部客員研究員(工学博士)。
専門は日本建築史・日本庭園史。日本庭園学会会員。日本建築と庭園の研究を通して、日仏の文化交流に尽力。
皆様のご参加をお待ちしております。