お知らせ
令和6年02月20日
「長山稲荷社 初午祭」斎行の御案内
3月7日(木)午前11時より「長山稲荷社 初午祭」を斎行致します。
「初午祭」は3月の初午の日に、五穀豊穣と稲荷社を御崇敬いただく「稲荷講」講員をはじめ御崇敬各位の家内安全、商売繁盛を祈念する祭典です。
祭典は、奉納された提灯・幟が社殿や参道に掲げられる中、賑々しく執り行われ、斎主の祝詞奏上に続き、巫女による神楽「浦安の舞」が奉奏されます。
初午祭は、京都の伏見稲荷大社の御祭神が稲荷山に降臨し鎮座したのが和銅4年(711)の2月初午だったという言い伝えに由来しています。
このことから、全国的には2月の初午に祭典が執り行われていますが、橿原神宮では2月11日の例祭(紀元祭)と重なる年があることから3月の初午の日に祭典を執り行っております。
近年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、祭典のみ執り行っておりましたが、本年より従来の形に復し執り行います。
当日は1,000円以上の御奉納を賜りました皆様に、「大当たり福引」を開催する他、同日午後2時より南神門前にて、「開運餅まき」※を執り行いますのでぜひ御参列下さい。
※雨天時は南神門でのお渡しとなります。
「長山稲荷社 初午祭」
【日 時】令和6年3月7日(木)午前11時より
(同日午後2時より「開運餅まき」)
【参 列】御参列していただくには、お申込みが必要です。
御希望の方は2月21日(水)までに祭儀部までお問合せ下さい。
お一人様、1,000円以上お納めいただきます。
【お問合せ】橿原神宮庁 祭儀部
0744-22-3271(代表)
(午前9時~午後4時)
長山稲荷社(御奉納・御札・御朱印など)について詳しくはこちら
令和6年02月20日
奈良まほろば館(東京都港区)講演会「橿原神宮の御神宝」の御案内
3月9日(土)に奈良の魅力を発信する拠点である「奈良まほろば館(東京都港区新橋)」にて出張講演会を開催致します。
講演会では、当神宮の創建より現代までの奉納品を、当時の歴史背景、奉納された経緯などを当神宮所蔵の史料を読み解きながら解説致します。 また、現在宝物館で開催中の「橿原神宮の奉納刀」(後期展)の見どころや初公開の刀剣についても合わせて解説致します。
〈橿原神宮の御神宝〉
【日 時】令和6年3月9日(土)
第1部 11:00~12:30
第2部 14:00~15:30
第3部 17:00~18:30 ※各部の内容は同内容です。
【会 場】奈良まほろば館(東京都港区新橋1-8-4 SMBC新橋ビル2F)
【出 演】橿原神宮 権禰宜 髙鉾 義嗣
皇學館大学 文学部国史学科 准教授 長谷川 怜
【参加費】無料(橿原神宮宝物館特製絵葉書を1枚お渡し致します。)
【申 込】申し込みはこちら
【お問い合わせ】奈良まほろば館 情報発信課 10時15分~19時
電話:03-5568-7081
令和6年02月17日
「祈年祭」斎行の御報告
2月17日(土)午前10時より「祈年祭」を斎行致しました。
「祈年祭」は、“としごいのまつり”とも呼ばれ、「年」は穀物、特にお米の稔りを意味し、春の耕作始めにあたり五穀の豊かな稔りを祈念する祭典です。
宮中および全国の神社で執り行われ、我が国のお祭の中で最も重要な祭儀の一つとして大祭式にて斎行されます。
祭典では、祝詞奏上に続き神楽「扇舞」が奉奏され、五穀豊穣と、皇室の弥栄、国家の安泰を祈念致しました。
当神宮では祈年祭の他、例祭「紀元祭」と11月23日の「新嘗祭」の三つの祭典が大祭式にて斎行されます。
祈年祭が五穀豊穣を祈るお祭りであることに対し、新嘗祭は収穫に感謝するお祭りにあたります。
大祭 |
祭典は、大祭・中祭・小祭・諸祭に分けられます。大祭には祈年祭、新嘗祭、例祭(年に一度、御祭神や神社に縁の深い日に斎行される祭典)が、中祭は歳旦祭、元始祭、紀元祭(一般的には中祭にあたります)、昭和祭、神嘗奉祝祭、明治祭、天長祭など皇室と関わりの深いお祭りが区分されています。 |
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令和6年02月11日
「紀元祭」斎行の御報告
2月11日(日・祝)午前11時より「紀元祭」を天皇陛下の御名代である勅使参向を仰ぎ、厳粛に斎行申し上げました。
「紀元祭」は、当神宮の例祭であり、1年で執り行われる祭典のうち、最も重要なお祭りです。
また、紀元祭は「勅祭」にあたり、勅使が参向し天皇陛下からのお供え(幣帛)が御神前に供えられます。
「勅祭」が執り行われる神社は、全国に8万社あるとされる神社の中でも伊勢の神宮を除き、わずか16社しかありません。
本年は3年ぶりに、全国より御崇敬の皆様をお招きすることが叶い、約3,300名の御参列を賜り斎行出来ましたことたいへん有難く厚く御礼申し上げます。
勅祭 |
古来より朝廷の崇敬が極めて厚い神社に天皇陛下よりの御幣物を奉り、御祭文を奏上する方を勅使とよび、その勅使を迎えて執り行う祭儀を勅祭といいます。橿原神宮は全国に16社ある勅祭社の一社です。 |
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賀茂別雷神社(京都府)賀茂御祖神社(京都府)石清水八幡宮(京都府)春日大社(奈良県) 氷川神社(埼玉県)熱田神宮(愛知県)出雲大社(島根県)明治神宮(東京都) 宇佐神宮(大分県)鹿島神宮(茨城県)香取神宮(千葉県)平安神宮(京都府) 近江神宮(滋賀県)靖國神社(東京都)香椎宮(福岡県)橿原神宮(奈良県)
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令和6年02月10日
「祭器奉納奉告祭」斎行の御報告
2月3日(土)、4日(日)の二日間、御祭神と縁の深い香久山の土を用いた祭器を御奉納いただきました。
『古事記』『日本書紀』には、神武天皇が御東遷の際、夢のお告げに従い臣下二名を老翁・老婆に変装させて香久山の土を取りに行かせ、その土で祭器具を作り天神地祇を祀り、国の平定を占ったと記されています。
3日(土)に奉納された「埴焼祭器」は、天香山神社の埴採神事により採取された香久山の土「埴」で作陶され、昔ながらの方法である野焼きにより作製されております。
『日本書紀』より伝わる埴採神事は、昭和15年(1940)の紀元二千六百年を奉祝する行事として香具山村の住人が中心となり行われました。その後、時を経て令和の御代替わりを祝し神事が再興されました。
埴焼祭器の奉納は、本年で五回目を数え、奉納された祭器は紀元祭にて用いられ御神前に奉献されます。
4日(日)には、赤膚焼 尾西 楽斎様に香久山の土を用いて例祭用祭器「香久山斎土 赤膚焼 平瓮八寸五分 十二枚」二組・塩皿四枚を御奉納いただきました。
当神宮の例祭である「紀元祭」には上記の故事に由来し、香久山の土で作陶された祭器が用いられております。
昨年までは、昭和15年(1940)に「紀元二千六百年奉祝大祭」のために作陶された祭器が用いられておりました。
この度御奉納いただきました祭器は本年(令和6年)の紀元祭より神饌をお供えする祭器として用いられます。