お知らせ

令和4年06月16日

「御田植奉告祭」斎了の御報告

 6月15日(水)午前10時より「御田植奉告祭」を斎行いたしました。

 雨天により神饌田での「御田植祭」の斎行がかなわなかったため、神楽殿にて「御田植奉告祭」を執り行い、その後祭員が神饌田へ向かいお祓いをいたしました。

〈神楽殿での「御田植奉告祭」〉

〈神饌田にてお祓いをする様子〉

 祭典後は、忌苗(いみなえ:罪穢れのない清浄な苗)を植え、秋の「抜穂祭」を経て刈り入れた後、豊穣の感謝を込め「新嘗祭(1123日)」で御神前にお供えいたします。

〈忌苗〉

令和4年06月10日

「皇后献上佐韋祭」斎了の御報告

 69日(木)午前10時より、「皇后献上佐韋祭(きさいのみやけんじょうゆりさい)」を執り行いました。

 御祭神 神武天皇と共にお祀りをしている媛蹈韛五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)は、皇后として神武天皇に寄り添われ国の発展に御心を尽くされました。

 この度初めての祭典斎行となり、祭典では皇后の御神徳を尊び、御功績を偲ぶ為、ゆかりの深いササユリをお供えいたしました。

 今回お供えしたササユリは、昨年秋より本殿近くにて育て、それを巫女が摘み取ったものと県内の篤志家より御奉献いただいたものになります。

 当日は、ササユリを御神前に奉献し、斎主の祝詞奏上の後、巫女による神楽「榊舞」を奉奏いたしました。

【榊舞】(昭憲皇太后御歌に作舞された神楽舞)
広前に 玉ぐしとりて うねび山
高きみいつを 仰ぐけふかな

令和4年06月06日

「花の下連歌奉納」について

 4月に行われた「花の下(はなのもと)連歌奉納」にて御神前で詠みあげられた連歌が、懐紙に清書され5月下旬に奉納されました。

連歌とは、和歌の「五・七・五・七・七」の上句「五・七・五」と下句「七・七」を交互に読み続け、前に詠まれた句から連想して次の句を詠み上げる詞歌の一種です。

「花の下連歌奉納」は、京都連歌の会宗匠・南宗寺連歌会宗匠の鶴崎 裕雄氏が主催する連歌会が桜の咲く時期に連歌を詠み、神仏に奉納するものです。

 3回目の開催となる4月の奉納時には、参加者が集って宮司の発句より連歌を創作した後、内拝殿にて完成した連歌を詠み上げて御奉納いただきました。

〈内拝殿にて連歌を詠みあげる様子〉

〈清書され奉納された連歌〉

令和4年05月24日

『春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開』終了の御報告

 4月22日(金)から5月8日(日)までの17日間にわたって開催いたしました『春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開』が終了いたしましたので、御報告申し上げます。

 今回、御崇敬の皆様と橿原神宮の御祭神との御神縁をより深めていただきたく、内拝殿での特別参拝を御案内申し上げると共に、令和2年から令和8年にかけて保存修理工事が行われている重要文化財「文華殿」の工事の裏側を御覧いただき、その建築的・文化的価値を皆様にお伝えいたしたく、特別公開を実施いたしました。

〈特別参拝にて御幣を供える参加者〉

内拝殿での特別参拝から、「文華殿」の保存修理の見学まで約1時間の行程においては、由緒などの説明と共に、神職と参加者の皆様とが直接語らう機会もあり、橿原神宮により一層親しみを持っていただけたのではないかと感じております。

〈特別参拝後の由緒説明〉

〈いよいよ、保存修理中の「文華殿」の中へ〉

〈曜日限定で行った奈良県文化財保存課様の説明〉

〈江戸城本丸大広間の屋根にも同じものが見られる千鳥破風(ちどりはふ)〉

〈下段の間にはかつて「百鳥の欄間」が存在したが、明治初期に海外に流出し、行方不明の状態〉

〈江戸後期作としては珍しい、彩色が施された丸彫りの欄間〉

 開催早々には大雨や、季節外れの寒さにも見舞われましたが、5月の大型連休には天気も回復。新緑の時期に相応しい気候の中、多くの皆様に御参加をいただきました。
 
 今後も令和8年の完成まで、保存修理の過程や特別公開の開催予定などについて、公式WEBサイト・SNSにて情報発信を行って参りますので、御注目をいただけますと幸いでございます。

令和4年05月16日

「沖縄本土復帰五十周年記念日国土平安祈願祭」斎了の御報告

 515日(日)正午より、神楽殿にて「沖縄本土復帰五十周年記念日国土平安祈願祭」を斎行いたしました。

 祭典は、全国の神社に奉職する若手神職組織である「神道青年全国協議会」(以下 神青協)が主催。当日は神青協の会員が所属する各神社において、昭和47年に沖縄が本土復帰を果たした15日に一斉奉仕が行われました。 これまで神青協では、昭和33年より沖縄県の本土復帰運動に取り組み、昭和47年には復帰記念として全国の銘石を持ち寄り、日本有人最南端の波照間島における「波照間の碑」を建立。以降、本土復帰運動の一環として、昭和天皇御在位六十周年記念事業、周年毎の慰霊祭・奉告祭を行って参りました。

 本年(令和4年)は本土復帰より50年の節目にあたり、本祈願祭を企画。橿原神宮もその主旨に賛同し、祭典を斎行する運びとなりました。

 祭典では、祝詞奏上の後、明治天皇の御製に作曲作舞された神楽「扇舞」を奉奏。また、過去に奈良県神道青年会会長を務めた宮司ほか職員数名も参列いたしました。

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