お知らせ
令和4年07月11日
「世界平和祈願祭」斎了の御報告
7月8日(金)午前11時より内拝殿にて、「神道青年近畿地区連絡協議会」主催による「世界平和祈願祭」を斎行いたしました。
神道青年近畿地区連絡協議会に加入する神職が祭典奉仕を行い、中でも当宮権禰宜が会長職を務めることから斎主を務め、祝詞を奏上。世界平和を祈願いたしました。
また、昭和天皇御製に作曲・作舞された神楽舞で、世の平らぎへの願いが込められた神楽「浦安の舞」を奉奏いたしました。
【浦安の舞】
天地(あめつち)の 神にぞいのる 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を
今回、未だ終りの見えないロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、多くの市民が想像を超える緊張と不安の中で日々を過ごし、国外への避難を余儀なくされている状況下で「青年神職として何が出来るのか」を問う中、世界平和の大きな理念を掲げ建国の大業を成し遂げられた神武天皇を御祭神とする橿原神宮で、祭典を斎行するに至りました。 祭典を通じ、神武天皇の「八紘一宇(はっこういちう)」の大御心を広め、一日も早いこの状況の終息を祈願いたしました。
※神道青年近畿地区連絡協議会では、支援金を募り、ウクライナ人道危機救援金に寄付を予定しています。
令和4年07月06日
「世界平和祈願祭」斎行のお知らせ
7月8日(金)午前11時より内拝殿にて、「世界平和祈願祭」を斎行いたします。
祭典は、全国の神社に奉職する若手神職組織である「神道青年全国協議会」の地区単位会「神道青年近畿地区連絡協議会」が主催。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、多くの市民が想像を超える緊張と不安の中で日々を過ごし、国外への避難を余儀なくされている状況下で「青年神職として何が出来るのか」を問い、祭典の斎行を決定いたしました。
橿原神宮の御祭神である神武天皇は、「八紘一宇(はっこういちう)」という言葉により、「世界中に暮らす人々が家族のように仲睦まじく暮らしていく事は良い事である」という世界平和の理念を掲げ、建国の大業を成し遂げられました。
神武天皇をお祀りする橿原神宮で「世界平和祈願祭」を斎行することにより、その大御心を広め、一日も早いこの状況の終息を祈願し、昭和天皇御製に作曲・作舞された神楽「浦安の舞」を奉奏いたします。
併せて、支援金を募り、ウクライナ人道危機救援金に寄付いたします。
※祭典は斎主以下祭員のみにて執り行い、関係者のみの参列といたします。
令和4年07月02日
〈橿原神宮養正殿〉期間限定「ビアホール」の御案内
7月1日(金)より、橿原神宮境内にあります橿原神宮養正殿「崇敬会館」では、期間限定でビアホールを開催しております。
緑深い神宮の杜に抱かれた空間で、くつろぎの時間をお過ごしいただけます。
詳しくは、橿原神宮養正殿公式WEBサイトを御覧ください。
【期 間】7月1日(金)~8月31日(水)
【時 間】午後5時~午後9時
(ラストオーダー:午後8時30分)
【場 所】橿原神宮養正殿 崇敬会館
【問合先】080-2482-1171(午前10時~午後9時)
令和4年07月01日
「煤払神事」「夏越大祓」斎了の御報告
6月30日(木)午前10時より「煤払神事」、午後3時より「夏越大祓」を執り行いました。
「煤払神事」では、神職・巫女らが御本殿以下諸社殿を清掃し、半年間に積もった煤を取り払いました。
「夏越大祓」は強い日差しが照りつける中での斎行となりましたが、新型コロナウイルス感染症対策に御協力いただきながら3年ぶりに御参列をいただく事が叶いました。
大祓は神職等が大祓詞を奏上し、日々の生活で知らず知らずに身についてしまった悪しき事を形代(かたしろ)に移し祓いを行うことで、清浄な心身に立ち返り、次の半年間の健康と平穏無事な生活を願う神事です。
令和4年06月17日
重要文化財「文華殿」保存修理事業について
■「文華殿」とは
「文華殿」は、織田信長の弟、織田長益(有楽斎)の五男・尚長を藩祖とする柳本藩の陣屋御殿のうち、大書院及び玄関が移築されたものです。
陣屋御殿は文政13年(1830)に一度焼失し、現在の建物は天保15年(1844)に再建された時のものです。
明治10年(1877)4月以降は、柳本小学校の校舎として使用されており、小学校校舎の改築計画に伴い撤去されることとなりましたが、昭和39年11月に橿原神宮へ奉納され復元保存が実現しました。
その後、修復工事が竣工された昭和42年に重要文化財に指定されました。
(指定名称:重要文化財旧織田屋形大書院・玄関)

〈小学校として利用されていた当時の文華殿〉
写真提供/天理市立柳本小学校
■保存修理事業について
〈事業期間〉令和2年6月1日~令和8年3月31日
この度、建物に屋根瓦のずれや破損、軒先の部材には雨漏りによる腐朽、床には礎石の不同沈下によるものとみられる不陸が生じるなど、保存に支障が出てきたことから、保存修理を奈良県に委託し、令和2年から6年間に及び工事が進められています。
柳本藩の陣屋御殿である「文華殿」は、天保15年(1844)の建立より170年以上経ち、江戸時代の大名御殿がほとんど失われた今日、御殿で最も重要な部分である表向き御殿の遺構として、大変貴重なものと評価されています。
この貴重な文化財や境内の豊かな杜を後世まで受け継ぎ、御参拝いただく皆様が清々しい気持ちで安心・安全にお参りいただくため境内特別整備事業を執り進めております。
今後も各工程での記者発表や特別公開などを含め、重要文化財「文華殿」の新たな発見や保存修理の過程について情報発信をして参ります。

〈令和4年 特別公開時の様子〉