お知らせ

令和5年12月23日

「神御衣御料奉納奉告祭」斎行の御報告

12月23日(土)午前11時より、「神御衣御料かんみそごりょう奉納奉告祭」を斎行致しました。

祭典では、愛知県田原市の神宮神御衣御料所で紡がれた絹糸「三河赤引糸みかわあかひきのいと」350匁(1.3㎏)が御神前へお供えされました。

神御衣かんみそ」は神様の衣をあらわし、「赤引糸あかひきのいと」は清浄な絹糸を意味します。
神宮神衣御料所は「お糸神社」とも言われており、繰糸女くりとめと呼ばれる女性が足踏み式の繰り糸機を使い、繭から生糸を紡ぐ神事が行われています。

三河赤引糸は伊勢の神宮をはじめ、明治神宮などへも奉納されており、橿原神宮へは、大正13年より奉納があり今回で78回目を迎えます。

令和5年12月07日

新たな年に向けて

1130日(木)、外拝殿の大絵馬が来年の干支である「辰」へと掛け替えが行われました。
高さ4.5メートル、幅5.4メートルの大絵馬は、昭和35年(1960)に今上陛下の御生誕を奉祝して制作されて以来、65回目となります。

 平成24年(2012)より原画を手がけておられる橿原市在住の日本画家 藤本ふじもと静宏しずひろ氏は
「霧の中から幽玄に現れて、あたりの邪気を祓う。そんな龍の力強さを表現しました。」
と作画に込めたお気持ちを語られました。

また、干支物・縁起物の早期授与を致しております。
現在は一部のみですが、整い次第順次お頒ちします。

干支物・縁起物・お札・お守りについて

 御参拝の皆様には、一足早く新たな年の訪れを感じていただければ幸いに存じます。

令和5年11月23日

「新嘗祭」斎行の御報告

1123(木・祝) 11時より「新嘗祭にいなめさい」を全国より約600名の御参列を賜り斎行致しました。
「新嘗祭」は、宮中および全国の神社で行われる祭典で、我が国のお祭の中で最も重要な祭儀の一つとして大祭式で行われます。

橿原神宮では、境内の神饌田にて収穫された新穀を懸税かけちから(稲の初穂を青竹にかけたもの)としてお供えする他、奉納された農産物を御神前にお供し祭典を奉仕致します。

祭典では、祝詞奏上に続き、神武天皇ゆかりの舞である「久米舞」が奉奏され、本年の収穫への感謝と国民の安寧を祈念致しました。

また、当日は「第51回橿原市農業祭」(橿原市農業祭実行委員会主催)が執り行われた他、多くの七五三詣りのお子様にお参りをいただき、終日境内は賑わいを見せました。

久米舞くめまい

神武天皇の軍勢が敵方との戦で勝利を収め、久米部の兵士がその勝利を祝う歌舞が起源となった舞。
4人の舞人が久米歌、龍笛りゅうてき篳篥ひちりき、和琴に合せて舞う姿は勇壮で、特に剣を振り下ろす舞姿が印象的である。

久米舞は倭舞・五節舞ごせちのまいと同様に日本固有の古楽に基づく国風歌舞くにぶりのうたまいと呼ばれ、日本最古の歌舞とされる。
現在では宮内庁、橿原神宮の他に舞われる例は少なく、宮中では、即位後初めて行われる新嘗祭である大嘗祭だいじょうさいの関連儀式、大饗の儀だいきょうのぎで舞われている。
また、古くは東大寺の大仏開眼にて舞われた記録が残る。

令和5年11月22日

「第51回 橿原市農業祭」開催のお知らせ

 

1123日(木・祝)に「第51回 橿原市農業祭~子どもといっしょに農業に触れてみよう~」が新嘗祭にいなめさい斎行にあわせ外拝殿前にて開催されます。

橿原市と姉妹都市である宮崎市で生産された農産物や、御祭神縁の地である三重県大紀町の海産物を販売する他、親子で楽しめる金魚すくいや、昆虫ふれあい体験が実施されます。

当日は、うどん・みたらし団子・たい焼き等の飲食物の販売も予定しております。

本年は、「子どもといっしょに農業に触れてみよう」をテーマとすることから、特別企画として、農業クイズブースを設け、クイズに挑戦したお子様(中学生以下)へ野菜栽培キットをお渡し致します。※なくなり次第終了

また、会場では前日の第67回農産物品評会に出品された農産物を展示する他、午後3時より出品物の販売を予定しております。

 

 

【日時】令和51123日(木・祝) 10時~16

【場所】外拝殿前

【主催】橿原市農業祭実行委員会

詳しくは、橿原市公式ホームページを御覧ください。
第51回橿原市農業祭 ~子どもといっしょに農業に触れてみよう~/橿原市公式ホームページ 

 

令和5年11月06日

「明治祭併石州流献茶祭」斎行の御報告

113日(祝・金)午前10時より、「明治祭併石州流献茶祭」を斎行致しました。

明治祭は、明治天皇の御誕生の日にあたる113日に、日本を近代国家へと導かれた明治天皇の御大業を称え、文化・産業の発展と国家の安泰と世界平和を祈念する祭典です。

祭典は石州流関係者の参列のもと執り行われ、宮司の祝詞奏上に続いて、本年4月9日に茶道石州流家元を襲名された、十七代 片桐貞明宗匠の奉仕により御祭神二座分のお茶が点じられました。お茶は神職により御神前へ供えられ、厳粛裡に祭典は斎了しました。

また、石州流献茶祭にあわせ、境内では拝服席が設けられ秋晴のなか多くの方が風雅な一時を過ごされていました。

石州流:   四代将軍徳川家綱公の茶道指南役に推挙された片桐石見守石州を流祖とし、以来、将軍家をはじめ、武家社会の茶の湯として定着。武士の心得と茶の湯の心得を抱合した格調高い武家茶道として現代に継承されています。