お知らせ

令和6年03月11日

「第十三期海軍甲種飛行予科練習生 第五十一回戦没者慰霊祭」斎行の御案内

414日(日)午前11時より、橿原神宮内 若桜友苑にて「第十三期海軍甲種飛行予科練習生 第五十一回戦没者慰霊祭」を斎行致します。

「第十三期海軍甲種飛行予科練習生戦没者慰霊祭」は、大東亜(太平洋)戦争の末期、祖國存亡の危機に一身を投じ学業半ばにして海軍飛行機搭乗員を志願された「第十三期海軍甲種飛行予科練習生」出身の戦没者一千余名の英霊をはじめ、我が国の平和の為に殉職された先人達を偲び、平和を願う祭典です。

祭典内では斎主の祭詞奏上に続き、巫女による神楽「浦安の舞」を奉奏し、平和を祈念致します。

昨今、国際情勢は極めて厳しい状況が続いております。皆様方には、ひとりでも多く御参列いただき、尊い生命をかけて祖国のために殉じられた英霊に、慰霊の誠を捧げていただきたく存じます。

「第十三期海軍甲種飛行予科練習生 第五十一回戦没者慰霊祭」
【日 時】令和64月14日(日)午前11時より
【場 所】橿原神宮内 若桜遊苑
【参 列】御参列御希望の方は325日までに奉賛部ほうさんぶまで御連絡下さい。
     「殉国の碑」維持管理のため、供花料の御奉納をいただければ幸いでございます。
【お問合せ】橿原神宮庁 奉賛部ほうさんぶ
      0744-22-3271
(代表)午前9時~午後4時まで

 

海軍飛行予科練習生かいぐんひこうよかれんしゅうせい

通称「予科練よかれん」と呼ばれています。
第一次世界大戦以降、航空機の需要が世界的に高まる中、より若いうちから基礎訓練を行うことで熟練の搭乗員を多く育てようと、昭和5年より開始した教育制度です。
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才半から17才までの少年を全国から試験で選抜し、搭乗員としての基礎訓練をするもので、制度が始まってから終戦までの15年間で約24万人が入隊し、うち約24千人が飛行練習生課程を経て戦地へ赴きました。
特別攻撃隊として出撃したものも多く、戦死者は8割の19千人にのぼっています。

(甲種予科練=中学41学期終了程度の学力を有する満16歳以上20歳未満のもの)
(乙種予科練=高等小学校卒業程度の学力を有する満14歳以上20歳未満のもの)

令和6年03月07日

「長山稲荷社 初午祭」斎行の御報告

 

37日(木)午前11時より「長山稲荷社 初午祭」を約70名の参列を賜り斎行致しました。

祭典は、奉納された提灯・のぼりが社殿や参道に掲げられる中、賑々しく執り行われ、斎主の祝詞奏上に続き、巫女により神楽「浦安の舞」が奉奏されました。

本年は4年ぶりに、「大当たり福引」や、南神門前での「開運餅まき」が行われた他、祭典後に「旗飴はたあめ」を御参拝の皆様にお頒ち致しました。
晴天に恵まれたこともあり、長山稲荷社をはじめ境内は多くの参拝者で賑わいました。

 

旗飴はたあめ

細長い木の棒に紙でできた様々な色の旗を貼り付け、その旗の上(棒の先端)に飴をつけたものであり、幟の様な形状のため「のぼり飴」と呼ぶ地域もあります。
奈良県の中南和地域には、2月初午の日にお稲荷さんにお供えした旗飴を、子供たちが周って集めるといった風習がありました。
現在、奈良県下においても旗飴は作られることが少なく、当神宮では旗飴が描かれた袋にパイン飴を入れる形でお頒ち致しました。行事としての形は違いますが、風習を次代へと継承すべく今後も続けて参ります。

 

令和6年03月02日

第3回『春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開』開催のお知らせ

 橿原神宮では、『春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開』を開催いたします。

 第3回目の開催となる今回の公開では、内拝殿での特別参拝の後、現在保存修理中の重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿やなぎもとじんやごてん「文華殿」(旧織田屋形大書院おおじょいん及び玄関)内部の貴重な様子を特別公開いたします。
 保存修理工事は折り返しを迎え、本公開以降は元の姿へ復す作業が行われるため、内部の状況を見ることができる、最後の公開となります。

御神前に近い内拝殿での特別参拝
保存修理中の文華殿

※画像はイメージです。実際の公開内容は工事進捗により異なります。


■重要文化財「文華殿」とは

 「文華殿」は、織田信長の弟、織田長益ながます有楽斎うらくさい)の五男・尚長ひさながを藩祖とする柳本やなぎもと藩の陣屋じんや御殿のうち、大書院及び玄関が移築されたものです。
 陣屋御殿は文政13年(1830)に一度焼失し、現在の建物は天保15年(1844)に再建された時のものです。
 明治10年(1877)4月以降は、柳本小学校の校舎として使用されており、小学校校舎の改築計画に伴い撤去されることとなりましたが、昭和39年11月に橿原神宮へ奉納され復元保存が実現しました。その後、修復工事が竣工された昭和42年に重要文化財に指定されました。
 江戸城本丸御殿大広間と数多くの共通点が指摘されており、江戸城の大広間が失われた現在、それを偲ぶことができる唯一の建物となっています。

■期間
令和6年4月20日(土)・21日(日)、4月27日(土)~5月6日(月)

■初穂料
3,000円(高校生以下1,000円)

■案内時間
午前9時~午後3時(午前8時30分より受付開始)

20分毎に神職が御案内致します。
所要時間約80分/各回最大20名
※祭典及び行事等により、御案内できない時間がありますので御注意ください。

【御案内停止時間】
・4月21日(日)   9時41分~10時59分
・4月29日(祝・月) 10時01分~12時59分
・5月1日(水)     9時41分~10時59分
・5月3日(祝・金)   9時41分~10時59分
・5月5日(祝・日)   9時41分~10時59分

■行程
① 受付(外拝殿前)
外拝殿前にて受付を行い、神職が御案内いたします。
申込は当日受付ですので、事前申込は不要です。

② 特別参拝(内拝殿)
通常お入りいただけない御神前に最も近い内拝殿で拝礼いただき、橿原神宮の由緒を神職が御説明いたします。
※祭典及び行事等により、参拝場所が変更となる場合がございます。

③ 文華殿見学
土曜日(4/20、4/27、5/4)は、神職の案内に加え、奈良県文化財保存事務所より保存修理内容についての御説明をいただける回がございます。

④ 宝物館見学・解散
御案内は宝物館前までとなります。
受付時にお渡ししているチケットを提示のうえ、御自由に御覧ください。
特別展示「橿原神宮の奉納刀」についてはこちら

御参加いただいた方には、橿原神宮ゆかりの〈カシの葉とドングリの刻印入り〉特製ブッククリップ(金・銀いずれか1個)「カフェ橿乃杜」割引券をお渡しいたします。 ■注意事項
皆様の安全確保のため、以下の点に御注意ください。

・文華殿内部ではヘルメットを着用いただき、係の指示に従ってください。
・体調が優れない場合での拝観は御遠慮ください。
・ヒールの高い靴等の御着用はお辞めください。
・乳幼児のお子様を伴っての拝観は御遠慮ください。
・車椅子の御利用の方は文華殿内現場を御案内することが難しい為、受付できません。

 

令和6年02月29日

第3回『春の出会い 神武さん』開催のお知らせ

春の一日は、皆様そろって「神武さん」詣りへ。

 橿原神宮では4月2日、3日の春季大祭(御鎮座記念祭、神武天皇祭)に併せ、『春の出会い 神武さん』と題した奉祝行事を開催いたします。

 御祭神 神武天皇の御神徳を尊び御功績を偲ぶ春季大祭は、地元の皆様から「神武さん」と親しみをもって呼ばれています。

 この日は「神武さん」をお祝いする「神武レンゾ」の風習が今でも伝えられており、橿原神宮ではこの「神武レンゾ」の風習を次の世代へと伝えるべく、子供から大人まで、御祭神により一層親しみを感じていただけるよう、境内各所にて奉祝行事を行います。

神武レンゾ」とは
 奈良県下には、「レンゾ」と呼ばれる農耕儀礼があります。それらは社寺のお祭りや儀式の日にあてられることが多く、春先の農耕の始まる時期に合わせて行われていました。

 中でも4月3日の「神武天皇祭」にあわせて行われるレンゾを「神武レンゾ(連座)」と呼びます。「神武天皇祭」の日は昭和23年までは祝祭日とされ、この日に合わせて農家は作業を休み、奉公人はそれぞれ生家に戻り、親戚が集まって、よもぎのあんつけ餅をはじめ、巻き寿司・ちらし寿司やお煮しめなどの御馳走を食べてお祝いをする風習がありました。
※「連座れんぞ」については諸説あります。

【祭典・行事】

※内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめ御了承ください。
※画像はイメージです。


 

4月2日(火)


●御鎮座記念祭
10時 内拝殿
橿原神宮御鎮座を記念する祭典として、御鎮座翌年から現在に至るまで執り行っています。
また、白色尉はくしきじょうの翁面をつけて舞う「翁舞おきなまい」も奉納されます。


 

4月3日(水)

 

●神武天皇祭
10
時 内拝殿
神武天皇が崩御された日にあたる現在の4月3日に、神武天皇の御聖業を仰ぐ祭典として斎行いたします。

●国栖奏
(国栖奏保存会:奈良県指定無形民俗文化財 奉納)
13
時 内拝殿
神武天皇が東征の際に出会ったと記紀に記されるイワオシワクの子。その子孫である国栖の人々が、応神天皇に醴酒れいしゅ(こざけ)を献上して歌舞を奏したことに由来します。

●第48回神武祭 奉納剣道大会
9
時~12時 土間殿前
小学生低学年・高学年の個人戦、中学1年~3年の個人戦・団体戦を行います。
※雨天延期●奉納民踊
11時30分~11時50分 外拝殿前
橿原市民踊舞踊の会の皆様が「橿原音頭」などの民踊を披露されます。

●和太鼓演奏
12
時~1230分 外拝殿
和太鼓奏者:井上 陽介氏、松下 建命たける氏による演奏を行います。

●橿原市武道協議会による演武
13
時~16時 土間殿周辺
合気道、少林寺拳法の演武を行います。●真武館真勝流刀道 奉納演武

13
時45分~14時15分 外拝殿
真勝流の皆様による奉納演武を行います。

●マリンバ奉納演奏
15
時15分~15時45分 外拝殿
マリンバ奏者:大森 香奈氏による演奏を行います。

 

 


 

4月2日(火)・3日(水)

 

●昔ながらの縁日
10時30分~16時 第二鳥居周辺
(久米町親交会、おにぎりの会、子供会)
輪投げやくじ引き、スーパーボールすくいなど、昔ながらの縁日を開催します。
おたのしみチケット1枚で1回遊べます。
●『神武天皇御一代記御絵巻』パネル展(見学無料)
11
時~16時 外拝殿北廻廊
「神武東征」を絵巻物で描いた『神武天皇御一代記御絵巻』を、パネル展示でご覧いただけます。

●ふるまいよもぎ餅【数量限定】
2日(火) 13
時 
3日(水) 14時30分 両日とも外拝殿付近
かつての「神武さん(神武レンゾ)」では、よもぎ餅などの御馳走を食べていたと伝わることから、参拝者の皆様にもよもぎ餅を数量限定でふるまいます。

●お土産市
10時~15時 外拝殿前
お手みやげや、軽食を販売します。
・橿原神宮養正殿(軽食)
・喜多酒造株式会社(酒類)
・株式会社中谷本舗(柿の葉寿司)
・橿原オークホテル(埴輪まんじゅう)

●橿原市 農産物販売
10時~16時 外拝殿前
(橿原市朝市実行委員会
)
農産物などを販売します。

●パン・洋菓子販売
10時~16時 外拝殿前
(奈良県洋菓子協会)
パンや洋菓子などを販売します。

●キッチンカー
10時~16時 社務所前
軽食やスイーツなどを販売します。(予定)

●クイズラリー
10時~15時 境内各所
〈おたのしみチケット お渡し対象〉
橿原神宮にまつわる様々なクイズを、境内を巡りながら解いていくクイズラリーです。
(所要時間約40分)

●お仕事体験イベント
〈おたのしみチケット お渡し対象〉
神職・巫女をはじめ、様々な仕事やサービスの体験や制服の着用が出来るほか、
働く車両との記念撮影が出来ます。

・神職・巫女体験
13時、14時、15時開始 南神門入ってすぐ
※1回約50分程度、全3回。(各回開始15分前より受付)
※各回最大9名(神職体験2名、巫女体験7名)での御案内となります。
※装束のサイズにより身長制限があります。

・各種お仕事体験
 10時~15時
〈第二鳥居周辺〉
株式会社飛鳥FC※1
近畿日本鉄道株式会社
奈良ヤクルト販売株式会社



〈社務所東側〉      
株式会社ダスキン
奈良県広域消防組合 橿原消防署※2
奈良県橿原警察署

※1 4/2(火)の株式会社飛鳥FC体験は13時より開始いたします。
※2 奈良県広域消防組合 橿原消防署は4/3(水)のみの開催です。

●防災フェア〈おたのしみチケット お渡し対象〉
10時~15時 第二鳥居周辺
自衛隊奈良地方協力本部(奈良県防衛協会橿原支部)
自衛隊の日々の活動紹介や車両の展示、制服を着用しての写真撮影が出来ます。
※4/3(水)のみの開催です。


 

関連情報

 

●花の下連歌奉納(観覧自由)
4月6日(土)12時~15時 貴賓館

主催:京都連歌の会
「連歌」とは、和歌の上句と下句を交互に詠み上げる詩歌の一種であり、「花の下連歌」では花に因んだ句が創作され、奉納されます。

●講演会「第1回いよの道マラニック開催の意義~神武天皇建国の道 丹敷にしき(錦)から橿原へ~」
 (事前申込)
4月7日(日)12時~15時 貴賓館

出演講師:皇學館大学 名誉教授 岡田 登 氏
参加費:無料(事前申込が必要です)
定員:50名
参加記念品:特製木簡キーホルダー
※詳しくはこちら

 

令和6年02月23日

「天長祭」斎行の御報告

2月23日(金・祝)午前10時より「天長祭てんちょうさい」を斎行致しました。

「天長祭」は、天皇陛下の御誕生を祝い、陛下の御長寿と皇室の弥栄いやさか、国家の安泰を祈念する祭典です。
戦前、天皇誕生日は“天長節てんちょうせつ”と呼ばれ、新年・紀元節(211日)・明治節(113日)とあわせて、四大節しだいせつとされていました。
“天長”は天長地久に由来し、天地の様にいつまでも続いて絶えることがないたとえに用いる言葉です。
天長節に対して、皇后陛下のお誕生日は地久節ちきゅうせつと呼ばれます。

祭典では、祝詞奏上に続き神楽「扇舞」が奉奏され、皇室の弥栄、国家の安泰を祈念致しました。

 

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