お知らせ
令和4年05月24日
『春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開』終了の御報告
4月22日(金)から5月8日(日)までの17日間にわたって開催いたしました『春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開』が終了いたしましたので、御報告申し上げます。
今回、御崇敬の皆様と橿原神宮の御祭神との御神縁をより深めていただきたく、内拝殿での特別参拝を御案内申し上げると共に、令和2年から令和8年にかけて保存修理工事が行われている重要文化財「文華殿」の工事の裏側を御覧いただき、その建築的・文化的価値を皆様にお伝えいたしたく、特別公開を実施いたしました。
内拝殿での特別参拝から、「文華殿」の保存修理の見学まで約1時間の行程においては、由緒などの説明と共に、神職と参加者の皆様とが直接語らう機会もあり、橿原神宮により一層親しみを持っていただけたのではないかと感じております。
開催早々には大雨や、季節外れの寒さにも見舞われましたが、5月の大型連休には天気も回復。新緑の時期に相応しい気候の中、多くの皆様に御参加をいただきました。
今後も令和8年の完成まで、保存修理の過程や特別公開の開催予定などについて、公式WEBサイト・SNSにて情報発信を行って参りますので、御注目をいただけますと幸いでございます。
令和4年05月16日
「沖縄本土復帰五十周年記念日国土平安祈願祭」斎了の御報告
5月15日(日)正午より、神楽殿にて「沖縄本土復帰五十周年記念日国土平安祈願祭」を斎行いたしました。
祭典は、全国の神社に奉職する若手神職組織である「神道青年全国協議会」(以下 神青協)が主催。当日は神青協の会員が所属する各神社において、昭和47年に沖縄が本土復帰を果たした15日に一斉奉仕が行われました。 これまで神青協では、昭和33年より沖縄県の本土復帰運動に取り組み、昭和47年には復帰記念として全国の銘石を持ち寄り、日本有人最南端の波照間島における「波照間の碑」を建立。以降、本土復帰運動の一環として、昭和天皇御在位六十周年記念事業、周年毎の慰霊祭・奉告祭を行って参りました。
本年(令和4年)は本土復帰より50年の節目にあたり、本祈願祭を企画。橿原神宮もその主旨に賛同し、祭典を斎行する運びとなりました。
祭典では、祝詞奏上の後、明治天皇の御製に作曲作舞された神楽「扇舞」を奉奏。また、過去に奈良県神道青年会会長を務めた宮司ほか職員数名も参列いたしました。
令和4年05月09日
5月2日(月)~5日(祝・木) 各祭典についての御報告
■長山稲荷社例祭 5月2日(月)
午前11時より、長山稲荷社にて「長山稲荷社例祭」を、斎行いたしました。
当日は3年ぶりに御参列を仰ぎ、併せて長山稲荷社へ御奉納いただいた提灯と幟の奉告祭を執り行いました。
祭典中では斎主が祝詞奏上の後、奉納された提灯と幟を祓い、巫女による神楽「浦安の舞」を奉奏いたしました。
■春季献華祭 5月3日(祝・火)
午前10時よりフラワーアーティスト村松 文彦(むらまつ ふみひこ)氏奉仕による「春季献華祭」を斎行いたしました。
祭典では、内拝殿にてバラやアジサイを用いて挿花された作品を神職が御神前へお供えいたしました。
また、祭典後は外院斎庭(げいんのゆにわ)において、奈良県産の花を主に数十種類の花を用い、高さ約4m、幅約5mの作品を生け上げました。
2種類の作品は、祭典後から5月5日(祝・木)まで外拝殿に展示され、色とりどりの花が参拝者を迎えました。
■有楽流献茶祭 5月5日(祝・木)
午前10時より「有楽流献茶祭」を3年ぶりに斎行いたしました。茶道有楽流は織田信長の弟である織田長益が、千利休に師事して茶道の奥義を極めて創始した流派で、名を有楽斎と号しました。
「献茶祭」は、織田有楽斎にゆかりの深い重要文化財 織田家柳本陣屋御殿である「文華殿」が橿原神宮の境内に移築完了した昭和42年より斎行されています。
祭典では、内拝殿にて茶道有楽流宗家・織田 宗裕 氏が御祭神二座分のお茶を点じ、神職が御神前にお供えいたしました。
令和4年05月03日
「昭和祭」斎了の御報告
4月29日(祝・金)午前11時より「昭和祭」を斎行いたしました。昨年は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、御参列の皆様をお招きせず宮司以下奉仕員のみにて執り行いましたが、本年は230名の方に御参列をいただき斎了することができました。激しい雨の中ではございましたが、御参列をいただき誠にありがとうございました。
「昭和祭」は、昭和天皇(御在位 1926 年~1989 年)が御生誕遊ばされた日に斎行し、昭和天皇の御遺徳を景仰し皇威の隆昌と国運の発展を祈り、昭和の御代を顕彰する祭典です。祭典では、斎主の祝詞奏上の後、昭和天皇にゆかりの深い神楽「浦安の舞」を奉奏いたしました。
「浦安の舞」は昭和15年の紀元2600年を奉祝するため、昭和天皇の御製(ぎょせい)に作曲作舞した神楽舞で、広く全国の神社で舞われています。
我が国の美称に「心安らかな国」という意の「浦安国(うらやすのくに)」という言葉もあり、この昭和の日に昭和天皇がお詠みになられ、世の太平を願う「浦安の舞」を御神前で舞う事は、非常に響くものがあったのではないでしょうか。