お知らせ

令和7年10月04日

『御鏡守』授与の御報告

令和7年10月1日(水)より新たに『御鏡守』を頒布致しております。

『御鏡守』は一見、鏡にしか見えませんが、光に透かすことで、御祭神 神武天皇を勝利に導いた金鵄の姿が浮かび上がるようデザインされたお守りです。

鏡は三種神器の「八咫鏡」に代表されるように、その神秘性から古代より剣や玉とともに宗教的な意味をもって扱われ、神社祭祀とも深い結びつきがあります。

南北朝時代の公卿 北畠親房はその著書『神皇正統記』の中で、鏡は偽りの心や私心がなく「正直」の徳の本源であると記しています。
神道では、「浄き明き正しき直き心」を大切にしており、誠実で正しい心を持つ正直な人には、神の加護があり物事が順調に進むという「正直の頭に神宿る」ということわざも良く知られています。

そのような、神道にとって重要な「鏡」と御祭神と縁の深い「金鵄」を施すことで未来を照らし願いが叶うよう祈願したお守りです。
御参拝の折には、ぜひお受け下さい。「御鏡守」
【初穂料】1,000円
【期 間】令和7年10月1日(月)~
【場 所】授与所にて頒布致します。

令和7年10月03日

「秋季大祭」・「秋季献華祭」斎行の御報告

103日(金)午前10時より、約700名の方に御参列を賜り「秋季大祭」が斎行されました。

祭典では斎主の祝詞奏上に続き、神楽「浦安の舞」が奉奏され、皇室の弥栄と国家の安泰、御崇敬各位の家内安全・事業繁栄を祈念致しました。

また、午後1時よりは、境 希龍氏奉仕により「秋季献華祭」が斎行されました。
祭典にて献華された作品は、104日(土)まで外拝殿北授与所にて展示致しておりますので、御参拝の折に御覧下さい。

併せて下記の通り外拝殿北側廻廊にて「第7回華教室蓮林 献華展」を開催しております。


第7回華教室蓮林 献華展(いけばな展示)

〈日時〉10  3日()1130分~16
                     4日()9時~15
〈場所〉橿原神宮外拝殿 北側廻廊(入場無料)


 

令和7年09月18日

「軍艦瑞鶴戦没者並びに物故者慰霊祭」斎行の御案内

10月25日(土)午後1時30分より、橿原神宮境内 若桜友苑わかざくらゆうえん「瑞鶴之碑」にて「軍艦瑞鶴ぐんかんずいかく戦没者並びに物故者慰霊祭」が斎行されます。

「軍艦瑞鶴戦没者並びに物故者慰霊祭」は、大東亜(太平洋)戦争末期、昭和19年10月25日に連合軍との戦闘の末、フィリピン沖で殉職した「軍艦瑞鶴」の乗組員をはじめ、駆逐艦 初月・秋月・若月の乗組員並びに第601海軍航空隊 瑞鶴派遣隊と共に、我が国の平和の為に殉職された先人達を偲び、平和を願う祭典です。

祭典内では、斎主の祭詞奏上に続き、巫女による神楽「浦安の舞」を奉奏、瑞鶴沈没に至る当時の様子を回想した実際の乗組員の声が音源にて披露されます。
その後、「軍艦瑞鶴」が沈没した午後2時14分にあわせ、参列者が黙祷を捧げ、平和を祈念致します。

本年は終戦より80年の節目の年にあたります。この節目の年に、ひとりでも多くの皆様に御参列いただき、尊い生命をかけて祖国のために殉じられた英霊に、慰霊の誠を捧げていただきたく存じます。

なお、境内宝物館では戦後80年、昭和100年にあたり企画展「神武天皇と平和への願い」を同日まで開催致しております。
軍艦瑞鶴に関する展示もございますので、あわせて御観覧下さい。

日 時   10月25日(土)午後1時30分より
場 所   橿原神宮境内 若桜友苑「瑞鶴之碑」前
参 列   どなたでも参列いただけます。
      「瑞鶴之碑」維持管理のため、供花料の御奉納をいただければ幸いでございます。
お問合せ先 橿原神宮奉賛部まで
      0744-22-3271(代表)

令和7年09月09日

「献燈者安全祈願祭」斎行の御報告

99日(火)午後5時より「献燈者安全祈願祭」が斎行されました。

「献燈者安全祈願祭」は、橿原神宮へ燈籠を奉納された皆様をお招きし、崇敬者各位の身体健全・家内安全、また事業所の社運隆昌・無事故安全を祈願する祭典です。

祭典は燈籠の明かりが灯されるなか斎行され、斎主の祝詞奏上に続き、巫女により神楽「扇舞」が奉奏され、その後御参列の皆様に玉串を奉り拝礼いただきました。

当日は夕刻より1,000基を超える境内全ての燈籠に明かりが灯され、社殿や参道は荘厳かつ幽玄な雰囲気に包まれました。

令和7年09月05日

宝物館企画展「神武天皇と平和への願い」開催の御案内

本日ノ空襲ハ従来ニソノ例ヲ見ザル大規模且広範囲ニ亘ルモノヽ如ク御境域上空モ醜翼ト爆音ニ覆ハル。<昭和二〇年 橿原神宮社務日誌>

令和7年は“戦後80年”“昭和100年”を数える年です。
奈良県は、他の都市と比較すると大きな空襲こそありませんでしたが様々な攻撃を受け、戦時下の人々は厳しい状況に置かれました。

前文は昭和20年7月24日に記されたものであり、県下最大とされる被害を出した榛原空襲を受けた日です。

橿原神宮は直接的な被害を受けていませんが、橿原神宮を取り巻く状況は大きく変化していきます。
そのような激動の時代において、人々が願った〝平和〟を橿原神宮に残る記録や奉納品を通してご紹介いたします。

そのほか、大正期~昭和期にかけて正式参拝した政府高官や陸軍軍人・海外の要人らの写真や、紀元2600年関係資料、奈良県知事が神前で奏上した開戦・終戦の御祭文ごさいもん、戦時下の社務日誌、横山大観「正気放光」などを展示いたします。

神武天皇と平和への願い

開催
期間

令和7年9月6日(土)~ 10月25日(土)

開館
時間

平日
土日祝日

10:00~15:00
9:00~16:00

入館料

500円(Café橿乃杜 割引券付き)
小学生以下無料

企画
展示
皇學館大学文学部国史学科 准教授 長谷川怜
皇學館大学博物館学芸員課程 学生有志

 

「軍艦瑞鶴戦没者並びに物故者慰霊祭」斎行
日 時:10月25日(土)午後1時30分より
場 所:橿原神宮境内 若桜友苑「瑞鶴之碑」前
参 列:どなたでも参列いただけます。
    「瑞鶴之碑」維持管理のため、供花料の御奉納をいただければ幸いでございます。
お問合せ先:橿原神宮奉賛部まで
      0744-22-3271(代表)

【イベント情報】
ギャラリートーク
日 時:9月21日(日)
            11:00~/14:00~
    ※各回、同一内容
会 場:橿原神宮宝物館
申込み:不要(入館券必要)