お知らせ
令和4年09月16日
【初公開】『御陵五十一基絵図』特別展示 開催のお知らせ
9月17日(土) より、宝物館にて「天皇陵巡りの近世・現代」と題した特別展示を開催いたします。展示では、平成26年(2014)に橿原神宮へ奉納された『御陵五十一基絵図〈ごりょうごじゅういっきえず〉』から橿原神宮周辺の天皇陵を描いた絵図約10点を選定して展示し、天皇陵についての情報が人々にどのように伝えられていたのかをご紹介いたします。
江戸時代、歴代天皇陵の治定〈じじょう/位置を定めること〉と修築が断続的に行われた際、その報告書にあたる文書の作成と附属絵図が描かれました。『御陵五十一基絵図』は、そうした絵図を参考にして江戸時代後期に作成された写本と考えられています。
絵図には、埋葬された天皇の名前や所在地などが記され、陵墓の大きさや地理的特徴、周囲の構造物に関する説明といった補足情報が追記されており、写本の作成者が現地に足を運んで記したことがうかがわれます。
また明治期以降、陵墓が政府によって保護・整備されたことに伴い、陵墓は巡拝のルートに組み入れられツーリズムにおいても重要な役割を担うことになっていきました。
本展では、宝物館が所蔵する昭和期の鳥瞰図(昭和15年)や絵葉書などを用いて、観光地としての陵墓の姿にも焦点を当てます。
【初公開】『御陵五十一基絵図』特別展示 「天皇陵巡りの近世・現代」
【期間】
令和4年9月17日(土)~12月4日(日)
【開館日/時間】
土・日・祝日の午前9時~午後4時
※平日は要予約(時間は同様)
【入館料】
大人:300円
中・高・大学生:200円
(但し20名以上の団体は1割引)
※小学生以下は無料
【場所】
橿原神宮 宝物館(崇敬会館内)