お知らせ

平成30年04月21日

『下種奉告祭』斎行

橿原神宮では、祭典にお供えするお米を作る為の「斎種(ゆだね)」を蒔くことを奉告する『下種奉告祭(げしゅほうこくさい)』が執り行われました。

〈奉告祭後半、忌種を斎主が作丁へ授けている様子〉

日本書紀の中には天孫降臨の場面に「三大神勅」というものが記されており、その中に「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」があります。これは、天照大御神様が高天原で召されている神聖な田の稲穂を我が御子に与えようという内容の神勅です。

〈この忌種が神饌田に蒔かれ、大切な稲へと生長してゆきます。〉

この下種奉告祭を終えると、5月には苗代で育てた稲を神饌田に植える「御田植祭」、10月には稲穂を刈り取る「抜穂祭(ぬいぼさい)」を斎行。また、11月23日には天皇陛下が新穀を皇祖をはじめとする神々にお供えされ、また自らもお召し上がりになられる「新嘗祭」が執り行われます。

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