お知らせ

令和6年11月23日

「新嘗祭」斎行の御報告

1123(土・祝) 11時より「新嘗祭にいなめさい」が全国より約520名の御参列を賜り斎行されました。

「新嘗祭」は、宮中および全国の神社で行われる祭典で、我が国のお祭の中で最も重要な祭儀の一つとして大祭式で行われます。

橿原神宮では、境内の神饌田にて収穫された新穀を懸税かけちから(稲の初穂を青竹にかけたもの)としてお供えする他、奉納された農産物を御神前にお供し祭典を奉仕致します。 

祭典では、祝詞奏上に続き、神武天皇ゆかりの舞である「久米舞」が奉奏され、本年の収穫への感謝と国民の安寧を祈念致しました。

 新嘗祭にあわせ、境内では第52回橿原市農業祭(橿原市農業祭実行委員会主催)が執り行われました。

農業祭では、橿原市と姉妹都市である宮崎市で生産された農産物をはじめ、御祭神縁の地である三重県大紀町の海産物の販売や、親子で楽しめる金魚すくい、昆虫ふれあい体験などが実施されました。

また、多くの七五三詣りのお子様にもお参りいただき境内は終日賑わいを見せました。

久米舞

神武天皇の軍勢が敵方との戦で勝利を収め、久米部の兵士がその勝利を祝う歌舞が起源となった舞。4人の舞人が久米歌、龍笛、篳篥、和琴に合せて舞う姿は勇壮で、特に剣を振り下ろす舞姿が印象的である。 久米舞は倭舞・五節舞と同様に日本固有の古楽に基づく国風歌舞くにぶりのうたまいと呼ばれ、日本最古の歌舞とされる。現在では宮内庁、橿原神宮の他に舞われる例は少なく、宮中では、即位後初めて行われる新嘗祭である大嘗祭だいじょうさいの関連儀式、大饗だいきょうの儀で舞われている。また、古くは東大寺の大仏開眼にて舞われた記録が残る。

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