お知らせ

令和6年02月17日

「祈年祭」斎行の御報告

2月17日(土)午前10時より「祈年祭」を斎行致しました。

祈年祭きねんさい」は、“としごいのまつり”とも呼ばれ、「とし」は穀物、特にお米の稔りを意味し、春の耕作始めにあたり五穀の豊かな稔りを祈念する祭典です。
宮中および全国の神社で執り行われ、我が国のお祭の中で最も重要な祭儀の一つとして大祭式にて斎行されます。

祭典では、祝詞奏上に続き神楽「扇舞」が奉奏され、五穀豊穣と、皇室の弥栄、国家の安泰を祈念致しました。

当神宮では祈年祭の他、例祭「紀元祭」と11月23日の「新嘗祭にいなめさい」の三つの祭典が大祭式にて斎行されます。
祈年祭が五穀豊穣を祈るお祭りであることに対し、新嘗祭は収穫に感謝するお祭りにあたります。

 

大祭たいさい

祭典は、大祭・中祭・小祭・諸祭に分けられます。大祭には祈年祭、新嘗祭、例祭(年に一度、御祭神や神社に縁の深い日に斎行される祭典)が、中祭は歳旦祭、元始祭、紀元祭(一般的には中祭にあたります)、昭和祭、神嘗奉祝祭、明治祭、天長祭など皇室と関わりの深いお祭りが区分されています。
祈年祭、新嘗祭と五穀、特にお米にかかわる祭典が大祭に区分されていることからも神道にとっていかに稲作が重要か伺い知れます。

 

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