お知らせ
令和5年04月07日
「神武天皇祭」「国栖奏奉納」斎行の御報告
4月3日(月)午前10時より、「神武天皇祭」を斎行いたしました。
当日は青空が広がり、祭典にふさわしい暖かな天候となりました。
「神武天皇祭」は『日本書紀』において、神武天皇が崩御された日に当たる日が現在の4月3日と記されていることから、神武天皇の御聖業を仰ぐ祭典として執り行われております。
祭典に先立ち、宮司以下祭員が神武天皇陵を遙拝し、祭典では、宮司の祝詞奏上後、巫女による神楽「浦安の舞」を奉奏いたしました。「浦安の舞」は昭和天皇御製に作曲・作舞された神楽で、平和への願いが込められています。
同日午後1時からは「国栖奏」(奈良県指定無形民俗文化財)が奉納されました。
国栖奏は、応神天皇(第15代)が吉野へ行幸の際、国栖の人々が醴酒(れいしゅ/こざけ)を献上して歌舞を奏したことに由来します。また『日本書紀』には、神武天皇が東征の際に吉野で、この国栖の人々の祖先である磐排別(いわおしわく)の子に出会ったとも記されています。
「国栖奏」の歌詞は一歌から四歌まであり、四歌は『日本書紀』に記された歌を奉奏しました。