お知らせ
令和5年02月16日
「紀元祭」斎行の御報告
令和5年、紀元2683年の「紀元祭」が勅使参向のもと厳粛裡に斎行いたしましたことを御報告申し上げます。
本年は、3年ぶりに御崇敬の皆様の参列を伴い祭典を斎行いたしました。
尚、参列の御案内に関しましては、例年のように内庭テントに4,000名余りの方に御参列いただくよう検討いたしましたが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策として、席の間隔を取り、参列の席を約4分の1にする事とし、参列を役員・総代・各界代表他と県内崇敬者の方に限定し御案内を申し上げました。
全国の御崇敬の皆様には、当日の参列を御遠慮いただくお願いに対し、ひとかたならぬ御理解と御協力を賜りました事、深く感謝申し上げます。
祭典では、宮司が祝詞を奏上し、神武天皇が建国されたこの日本国の繁栄と御皇室の弥栄、国民の安寧と健康長寿を祈念申し上げました。続いて、天皇陛下の御名代である勅使の御参向を賜り、御神前に御幣物が供えられた後、勅使が御祭文を奏上され、玉串を奉奠されました。
橿原神宮は、例祭や臨時祭に勅使(天皇陛下の御名代)の御参向を仰ぐ勅祭社の一社に数えられ、例祭「紀元祭」には、毎年宮中より勅使が差し遣わされ、御幣物が供えられています。
その後、神楽「扇舞」の奉奏に続き、ソプラノ歌手 鶫 真衣氏による『君が代』独唱、公益財団法人都山流尺八楽会の皆様により尺八にて、紀元奉頌の歌の演奏をいただきました。当日はこの時期らしい寒さはありながらも春を思わせる暖かな陽ざしもあり、比較的穏やかな中で祭典を斎行出来ましたこと、御祭神もお喜びのことと存じます。
コロナ禍の様々な状況も徐々に制限が緩和して参りましたので、次年(令和6年)には全国の御崇敬の皆様に御参列を賜り、祭典を斎行出来ますことを心より願っております。