平成29年4月27日
「嵯峨御流」いけばなの紹介
春風の心地よい季節となりました。
今回は、橿原神宮庁(社務所)大玄関に飾られているいけばなをご紹介します。
このいけばなは、華道家・暁湖斎 境将甫氏による作品です。
境氏におかれましては、昨年、秋季特別公開させて頂いた重要文化財の文華殿(織田家旧柳本藩邸の表向御殿を移築、復元した建物)で「いけばなの愉しみ方」を題材に拝観者に特別講演講師としてお話を頂きました。
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暁湖斎 境将甫(ぎょうこさい さかいしょうほ)氏 プロフィール
1972年生まれ
華道嵯峨御流・正教授・本所講師 飛鳥司所所属・役員
大学在学中に嵯峨御流入門
生花コンペティション優秀賞受賞
(蓮林HP:http://renrin.net/index.html)
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様式は、花材と花瓶との調和を図りながら、自然の枝ぶりの美しさが簡潔にいけ表された「瓶花(へいか)」。
花材は、バラの花を中心にタマシダとギンバが添えられてます。
見頃だった桜の時期が終わり、新緑へと移りゆく風薫る作風となっております。
お花の入れ替えは不定期ではございますが、季節の訪れを感じられるいけばなを社務所近くにお立ち寄りの際は是非、御覧頂けたらと思います。
平成29年4月20日
下種奉告祭
「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」は日本書紀の天孫降臨の場面に記されている三大神勅の一つです。
天照大御神様が高天原で召されている神聖な田の稲穂を我が御子に与えようという内容の神勅です。
このことからも分かるように稲作と神道は深い関係にあります。
橿原神宮では、4月17日(月)神楽殿にて忌種(いみだね)を今年初めて蒔くことを奉告する下種奉告祭(げしゅほうこくさい)が斎行されました。
続く5月には苗代で育てた稲を神田に植える御田植祭、10月には稲穂を抜く抜穂祭(ぬいぼさい)が斎行されます。
多くの祈りをもって育て、収穫し、感謝を込めて神様にお供えをする。
米は日本人の主食として何よりも大切にされてきた証といえるのではないでしょうか。
平成29年4月15日
季節の移ろいを感じて
朝晩の冷え込みも徐々に緩やかになり、過ごしやすい気候が続いております。橿原神宮周辺の桜も、花に交じって若々しい葉が顔を出し、季節の移り変わりを伝えています。
今年の桜は、天気は崩れるものの桜の花が散ってしまう様な大雨は無く、比較的桜を楽しめる期間が長いように感じています。
そんな桜の花も見頃を終えた4月の下旬、橿原神宮では昭和祭(4/29)が執り行われます。内拝殿前の内庭で、「久米舞(くめまい)」が奏される為、良いお天気に恵まれればと今から祈っております。
◆神武天皇の軍勢が敵方との戦で勝利を治め、その勝利を祝う歌舞が起源となった舞、「久米舞」
平成29年4月8日
春の神武祭 アートの紹介
アート展示「YATAGARDEN~八咫road~」(提供奈良芸術短期大学)
と題して、境内に多くの八咫烏のアートが展示されています。
八咫烏は当宮御祭神、神武天皇を熊野の地から大和まで案内をされた神様です。様々な姿勢をとっていますので、探してみてください。
外拝殿には三橋 玄(みつはし げん)氏作の奉納竹アート「金鵄」が展示されています。
金鵄はナガスネヒコとの戦の際、神武天皇を勝利に導いたと伝えられている瑞鳥です。
ライトアップによって光り輝く姿は日本書紀の再現のようです。
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ライトアップ期間 4月9日(日)迄 午後4時~午後8時
場所 「YATAGARDEN~八咫road~」
橿原神宮南神門前他
「金鵄」
橿原神宮外拝殿前
※「金鵄」の展示は月末迄展示予定
平成29年4月7日
春の神武祭 文華殿特別公開
本日4月7日(金)から4月9日(日)の3日間、文華殿(重要文化財)が
特別公開されています。
桜が満開となり春の香りのする文華殿にぜひ足を運んでください。
♦見ごろを迎えています
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【文華殿特別公開期間】
4月7日(金)~9日(日)
午前10時~午後4時
平成29年4月6日
御鎮座130年に向かって
4月がはじまりました。
橿原神宮では4月2日(日)、3日(月)の気持ちの良い晴れ渡ったお天気の中、祭典が執り行われました。
4月2日は「御鎮座記念祭」が粛々と斎行。
◆斎服に身を包み、御鎮座記念祭に奉仕する為、内拝殿へ向かう神職
また翌日、御祭神の神武天皇が崩御された日である4月3日には「神武天皇祭」が執り行われました。
◆桜はまだ満開まで至らないものの、この時期らしい晴天に恵まれた神武天皇祭
◆昭和15年、「皇紀二千六百年奉祝会」に合せて作舞作曲された「浦安の舞」
が奉奏されました
昨年度は神武天皇が崩御されて2600年という節目の年であった為、4月3日は「神武天皇2600年大祭」として盛大に祭典が斎行され、祭典後には天皇皇后両陛下にも御参拝いただくことが出来、橿原神宮にとって大変感慨深いものとなりました。
また3年後の東京オリンピックが開催される年には御鎮座130年を迎えます。
新年度がはじまり、これから御鎮座130年に向けて、改めて日々邁進していかなければと感じいった次第です。
平成29年4月1日
奈良まほろば館にて橿原神宮展
現在、東京・日本橋にあります「奈良まほろば館」1階展示スペースにて、4月11日(火)まで橿原神宮の展示を行っております。
本展示は、「橿原神宮~ようこそ、日本のはじまりへ~」と題し、神武天皇が国を治める為に九州日向国(ひむかのくに)・高千穂の宮から国の中心地である大和国(やまとのくに)・橿原の地を目指した『神武東遷』(じんむとうせん)について、また、神武天皇が即位された地に明治23年に創建された橿原神宮の成り立ちについてご紹介しております。
◆神武天皇は都を東に遷す際、美々津(みみつ)という港から「おきよ丸」と いう船に乗って出発されたと言われています。(写真は会場でのイメージ模型展示の様子)
お近くへお越しの際は是非ともお立寄りいただければ幸いでございます。
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展示「橿原神宮~ようこそ、日本のはじまりへ~」
会期:3月30日(木)~4月11日(火)
場所:奈良まほろば館(東京・日本橋) >>詳細はこちら
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平成29年2月13日
建国記念の日『紀元祭』
この時期らしい寒さを迎えた2月11日(土)、橿原神宮では紀元祭が斎行されました。前日夜間からの雪が少し積もり、朝方は雪がちらついていたものの、祭典時刻が近付くにつれて天候は回復。厳しい冷え込みながら、少し晴れ間も見えるお天気となりました。
「紀元祭」は橿原神宮の御祭神である第一代天皇 神武天皇が大和・橿原宮で即位されたことに由来しています。『日本書記』には、辛酉の年1月1日(現在の2月11日)がその即位の日と記されており、紀元祭は橿原神宮にとって最も重要な恒例祭祀である『例祭』として執り行われます。
また、紀元祭は勅使(天皇陛下の使者)御参向のもと執り行われ、例年、天皇陛下からの幣帛(へいはく)が供えられております。
平成29年1月16日
力作揃いの書き初め展覧
1月5日(木)にジェイテクトアリーナ奈良で行われた、第66回 橿原神宮席上揮毫書き初め大会(奈良地区大会)の出品作品が1月16日(月)~22日(日)まで、橿原神宮拝殿の内廻廊にて展示されています。
◆各学年により課題文字が異なった作品が展示されている廻廊風景
新年早々にも関わらず1500名を超える方に御参加をいただき、誠にありがとうございました。
橿原神宮へ御参拝の際は是非、皆さんの力強い作品を御覧いただけますと幸いでございます。(大阪地区大会の作品展覧も2月に開催を致します。)
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【奈良地区大会 作品展覧期間】
1月16日(月)~22日(日)
午前9時~午後4時(場所:橿原神宮拝殿 内廻廊)
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【大阪地区大会 作品展覧期間】
2月1日(水)~7日(火)
午前9時~午後4時(場所:橿原神宮拝殿 内廻廊)
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平成29年1月8日
書き初め大会
橿原神宮席上揮毫書き初め大会の奈良地区大会が5日(木)、開催の運びとなりました。今年で66回目を迎える歴史ある大会で、今年も小学生から一般の方まで、1500名以上の方に御参加をいただきました。
当日は朝早くから厳しい冷え込みにも関わらず、受付開始を待つ参加希望者の長蛇の列が出来、皆さんの高い意欲を感じる事が出来ました。
約400名の参加者を一同に受け入れる為の準備が整えられた、ジェイテクトアリーナ奈良では、1階会場では参加の子供達が日頃の成果を筆に込め、2階席からはその子供達を見守る保護者の姿がありました。
その中でも2枚という限られた枚数で、どちらを出品するのかを2階席の自分の親へ伺う場面も、橿原神宮の書き初め大会ならではの光景です。
簡単にスマートフォンやパソコンで文字が打ててしまうこの時代に、自らの頭で書き順を思い描きながら、筆で体全体を使って文字を書く事の大切さ。
また、いつもと違った環境の中、限られた時間内に限られた枚数で作品を仕上げる事へのチャレンジ。
書き初め大には、一言では言い表せない、様々な要素が詰まっているように感じられました。
参加者並びに保護者の皆様におかれましては、待ち時間も含め、お寒い中大変お疲れ様でございました。
是非、来年も御参加いただければ幸いでございます。
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【作品展示期間】
1月16日(月)~22日(日)
午前9時~午後4時(場所:橿原神宮拝殿 内廻廊)
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