橿原だより

平成29年7月13日

「さらら姫」就任報告に橿原神宮へ

 梅雨空と夏空が入り混じる天気の中、今年も「さらら姫」の皆さんが就任報告に橿原神宮へお越しくださいました。橿原市観光親善大使である「さらら姫」の皆さんは、橿原市の魅力を広く伝えるため観光事業やキャンペーン等で活躍をされます。

〈手水で身を清め、正式参拝に臨む皆さん〉

〈手水で身を清め、正式参拝に臨む皆さん〉

 当日は、大変蒸し暑い気候にも関わらず、爽やかな笑顔で参拝に臨まれたさらら姫の皆さん。これから1年間、橿原市の魅力を広くPRするご活躍を、心よりお祈りしております。

〈正式参拝後、内拝殿前の外院斎庭にて〉

〈正式参拝後、内拝殿前の外院斎庭にて〉

平成29年7月7日

凛とした、二作のいけばな(第7回嵯峨御流いけばな紹介)

 一年の半分が過ぎ、7月となりました。今回、2つのいけばなをご紹介したいと思います。

いけばな 第7回➀

 まず始めに、花器の水際から垂直に一本に出るいけばな(写真左)は、「心粧華(しんしょうか)」という花形の中の様式で「祈り花」と言います。

 この様式は、植物本来の美しさ、生命の尊さに手を合わせる心が由来とされております。

 花材は「イトバショウ・ユリ・シャクヤク」の三種。イトバショウの大きな葉を斜めに生けることで、前から見た時の印象が重たく感じることの無い斬新な作品に仕上がっております。

 また、2つ目のいけばな(写真右)は「生花(せいか)」です。

 花材はシンプルに一種、「アガパンサス」という青紫色の花が用いられております。

いけばな 第7回➁

 この「アガパンサス」という名前は、ギリシャ語の「アガペー(愛)」と「アントス(花)」という2つの言葉の組み合わせによるものだと言われております。 

 また花言葉は「無償の愛」と言われており、見返りを求めない、凛とした立ち姿のとても美しい花です。

 今回は2つのいけばなを同時にご紹介させて頂きました。瑞々しいこの2つのいけばなから少しでも涼を感じて頂けたらと思います。

              (嵯峨御流 境将甫氏WEBサイト:蓮林

平成29年7月3日

半年間の罪穢れを祓う「夏越大祓」

 一年の折り返し月である先日6月30日、橿原神宮では夏越大祓が執り行われました。今年も御参列の皆様と共に大祓詞を奏上した後、罪穢れを形代(かたしろ)へ移し、半年間の罪穢れを祓い清めました。

<神職並びに参列者が形代に罪穢れを移します>


<罪穢れを移した形代を神職が集めます>

 この日多くの神社で夏越大祓が執り行われる中、橿原神宮の大祓には昨年より100名以上多い320名の方に御参列をいただきました。御参列の皆様には改めて御礼申し上げます。

<大祓後は皆様にお神酒を受けていただきました>


<神事後は雨空も晴れ渡り、清められた様な青空に>

 梅雨時期という事もあり昨年に引き続き屋内での神事となりましたが、大祓後の澄み渡った空は半年間の罪穢れが洗い落とされた様な、実に気持ちの良い青空となりました。この新しい半年間が皆様にとって活力溢れるより良いものとなりますよう、御祈念申し上げております。

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