昭和42年に、織田家旧柳本藩邸の表向御殿を移築、復元したもの。江戸時代末期の天保15年に建立された屋形の一部分で、1万石藩邸の遺構として珍しい存在。昭和42年重要文化財に指定されました。
表座敷で殿様が家臣たちと対面したところです。さすが藩主だけあって、格式高い造りで、下段の間より中段、上段と奥に入るにつれ床が高くなっています。上段と中段・下段の室境にある極彩色鮮やかな彫刻の欄間に江戸時代の様式が遺されています。