お知らせ

平成28年06月22日

タシロランが開花いたしました。

皆さんは「タシロラン(田代蘭)」という名前の植物をご存知でしょうか。

文字通り”蘭”の仲間ではあるのですが、蘭の華やかさには無い質素な佇まいをしています。 そんなタシロランが橿原神宮敷地内、降り積もった落ち葉の中から芽を出しています。
発見者の田代善太郎氏の名前を取って命名されたタシロランは、つくしを細くした様な茎の先に稲穂の様な黄味を帯びた白い花を咲かせます。
また、自ら光合成を行う事ができないため、菌類と共生して栄養素を得ているそうです。 毎年芽が出るとは限らないため、芽を出し、群生している様は大変貴重な光景とのこと。
儚げな佇まいでありながら、土中に根をはり、スッと天に向かって立つ姿は強い生命力を感じさせます。 見かけられた方は落ち葉を荒らさない様、優しく見守っていただければ幸いです。

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