お知らせ

平成30年02月09日

初しぼりのお神酒「かむやまと」

今週日曜日の紀元祭を間近に控えた2月6日、橿原神宮の御神前にお供えされるお神酒「かむやまと」の初しぼりが享保3年(1718年)創業の老舗・喜多酒造株式会社さまで行われました。

当神宮神職による清祓いが執り行われた後、大変貴重な『袋吊り』と言う製法で行われた初しぼり。『袋吊り』はもろみを酒袋に入れ、自然にしたたるお酒を採集する製法で、無加圧でしぼる為に雑味が無く、日本酒本来の風味が愉しめるしぼり方だそうです。

〈酒袋に入れられ、お酒が採集される「袋吊り」の様子〉

この「かむやまと」は昨年秋に橿原神宮 神饌田で収穫されたお米を使用。収穫された240㎏の玄米を180㎏の白米に磨き上げる等、いくつもの工程を経て美味しいお酒が生み出されます。

「くせの無い、カドの無い、きれいなお酒」と、しぼりたてのお酒を表現されていた喜多酒造さまの、酒づくりに対する想いを語られる様は、まるで我が子の成長を喜ぶ親のようでした。

〈したたり落ちたお酒が少しずつ採集されてゆきます〉

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