お知らせ

平成29年05月03日

大和の里山を彩る深紅の花

前回に引き続き、新しく生け替えられた嵯峨御流 境将甫氏のいけばなをご紹介します。

様式は、前回の「瓶花(へいか)」を発展させた生け方で、「想い花(おもいばな)」という型を取り入れております。

想い花は限りなく膨らむイメージに想いを託して生けるのが特徴で、生ける人の感情などが実に表される作品です。

花材は、キリシマツツジとユリの2種が贅沢に用いられ、奈良の葛城山に咲くツツジの情景を捉えた鮮やかな作風となっております。

当神宮でも深田池周辺をはじめ境内地に白や桃色のたくさんのツツジが見頃を迎えており、多くの参拝者の方に御覧頂いております。

行楽日和が続く中、新緑の中で咲き競うツツジをこのいけばなから感じて頂けたらと思います。

(嵯峨御流 境将甫氏WEBサイト:蓮林

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